Jetson NanoでFPVラジコンを作る(2)
前回記事: Jetson NanoでFPVラジコンを作る(1) - 自由課題
前回はJetson Nanoのセットアップをしたので、今回はラジコンのシャーシにJetson Nanoを取り付けるためのベースボードを取り付けてみる。
今回使っているのはタミヤのランチボックスというラジコンだが、CW-01というシャーシを使っているものであれば同じように取り付けできると思う*1。
タミヤ 1/12 電動RCカーシリーズ No.347 ランチボックス 2005 58347
- メディア: おもちゃ&ホビー
CW-01というシャーシ の形状はこんな感じ。(タミヤのWebサイトから引用)
オリジナルのJetRacerではタミヤのTT-02というシャーシを使用し、Jetson Nanoを取り付けるためのベースボードを3Dプリンタで出力するとなっている。
しかし、CW-01のシャーシ形状とランチボックスのボディ内の空間の広さを見るにあまり凝った形状のベースボードは必要なさそうに思い、タミヤの透明プラバン(厚さ1.7mm)を使うことにした。
楽しい工作シリーズ No.128 透明プラバン1.7mm B4 1枚 (70128)
- 発売日: 2009/06/23
- メディア: おもちゃ&ホビー
選定理由は、価格・入手や加工のしやすさと強度のバランスが良さそうに思ったからである*2。
取り付けはプラバンに穴を開けシャーシのM3ネジ用穴を使用してネジ留めすることにした。ということで、M3のスタンドオフとネジセットを購入。少しでも軽いほうが良いかと思いナイロン製にしたが、真鍮製のほうがネジ穴へのネジ切りがしやすかったかもしれない。
シャーシやボディをいろいろ計測して、プラバンをPカッターで135mm x 190mmにカットした。
とりあえずシャーシ後部のねじ穴に高さの低いスタンドオフを取り付けてみる(下図赤丸部分)。
シャーシの前方には空いているネジ穴がない。どうするか。
少し考えて、ボディマウント取り付け部のネジ穴を流用してスタンドオフを取り付けることにした。肉薄部にネジ穴を新しく開けたりするわけではないし、おそらくすぐに壊れたりはしないだろう。
ということでプラバンにピンバイスで穴あけして取り付けした。もともとプラモデル用なので割れを過度に心配する必要はなさそう。
透明のプラバンにしたことでで穴を開けるための目印が付けやすくなり、現物合わせで作るのに都合が良かった。
プラ板を取り付けてみた。いい感じ。
Jetson Nanoが余裕を持って搭載できる。
ボディもきちんと取り付けできた。プラ板の弾性は低くほとんどたわんではいないが、もしかすると強度的にはベースボード中央部に補強を入れたほうが良いのかもしれない。
今日はここまで。
次回はJetson Nanoをベースボードに取り付ける。
(追記)次回記事 : Jetson Nanoを使ってFPVラジコンを作る(3) - 自由課題